※ここに掲載されている改造はすべて自己責任で行ってください。

TOMIX新2軸貨車のカプラーを交換する

作業時間の目安 : 約5分



リニューアルされたTOMIXのワムなどの2軸貨車、今回は床下もそれぞれに作り込まれて
とってもいい感じに仕上がってます。
そこで、さっそくカプラーを交換(KATOカプラ)しようとカプラポケットを開けてみます。

なんと、前回まではそのままで交換できていたKATOカプラが付きません。

うーん、困った。

TNカプラも実感的でいいんだけど、どうしても連結時に時間がかかり、
貨車など長編成で楽しみたいときにはちょっと。

なんとか手間をかけずに簡単にKATOカプラに交換できないものか?

そこで登場したのが、KATOナックルカプラーです。

←今回使用したナックルカプラーです。
 KATOのASSYパーツで入手できます。

それでは、早速交換してみます。

1.カプラーポケットを開けます。
 ピンセットなどを利用してカプラーポケットのふたをこじる様にすると簡単にはずせます。

2.ナックルカプラーを加工します。
 このままでは、穴が小さくてカプラーポケット内のピンにナックルカプラーが入りません。
 そこで、ナックルカプラーの穴を1.3mmに広げます。
 いきなり1.3mmのピンバイスで穴を広げても良いのですが、安全のため2段階で穴を広げます。

 ■ 1.2mmのピンバイスを使用して穴を広げます。(1段階目のガイド用穴)
 ■ 1.3mmのピンバイスを使用して穴を広げます。

最初に1.2mmで穴を広げるほうが、 いきなり1.3mmの穴を開けるより、より確実にまっすぐ穴を広げられます。またカプラーの破損も少ないです。

※穴を開けるときはカプラーがずれないように、カプラーの根元両端(右図の矢印部分)を横からしっかりとおさえるように持って作業してください。
  ピンバイス使用時には指を怪我しないように十分に注意してください。

3.加工したナックルカプラーをカプラーポケット内のピンに差込みます。
  カプラーおさえの板ばねを破損しないように注意して作業をします。

4.カプラーポケットにふたをして完成です。

※カプラーの動きが渋いときは、穴を1.4mmに広げてください。
 1.5mm以上に穴を広げると、スムーズに連結できなくなる場合があります。

 

こんな感じになります。

KATOナックルカプラーに交換後の連結間隔。
アーノルドカプラーの連結間隔。
機関車との連結はこんな感じになります。
若干カプラー位置が低くなりますが、走行に関しては問題ありません。

※カプラー交換後は、TOMIXミニカーブの走行はできません。